街の住み心地ランキングは意外な街が上位に

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  • 更新日:2020/08/22
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大東建託が「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020<首都圏版>」というものを発表していました。

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それによると、住みここちが良い街の上位は以下の通りでした。

  1. 半蔵門・麹町G(東京メトロ半蔵門線) 偏差値81.5
  2. 築地・新富町A(東京メトロ日比谷線) 偏差値77.0
  3. 世田谷代田(小田急線) 偏差値74.7
  4. 広尾(東京メトロ日比谷線) 偏差値73.8
  5. 東大前(東京メトロ南北線) 偏差値 73.2

ちなみにGは「グループ」、Aは「エリア」です。グループは2つ以上の近接駅を統合しているもの、エリアは3つ以上の近接駅を統合しているものだそうです。

偏差値を計算しているのがぐっときますね。

それぞれの評価も調査されており、一位の「半蔵門・麹町G」に関しては、

  • 街が綺麗で、治安が良く、夜が静か。お散歩できる公園がたくさんあり、 安らぎを感じることができる。
  • 資産価値が高い、都心なのに閑静で居心地が良い、交通網が非常に 便利。

などとなっています。

利便性や治安の良さなどが評価されていることがわかります。

これは他の上位の街に関しても同様です。

各県ごとの上位は

神奈川→元町・中華街

埼玉→本川越G(東武東上線川越市駅を含む)

千葉→柏の葉キャンパス

だそうです。

ほかにも様々な角度からランキングを行なっており、それぞれの一位は以下のようになります。

因子別トップ

  • 生活利便性→東新宿
  • 静かさ治安→はるひ野
  • 交通利便性→築地・新富町A
  • 親しみやすさ→南阿佐ヶ谷
  • イメージ→表参道
  • 自然・観光→鎌倉
  • 行政サービス→麹町G
  • 物価→印西牧の原

生活利便性の東新宿というのは少し意外な気がしますが、他にも新宿御苑前や西新宿など、新宿近傍はいくつもランクインしています。イメージの表参道はいかにも、という感じですね。静かさ治安のはるひ野や自然・観光の鎌倉、物価の印西牧の原といった、都心から少し離れた場所もランクインしています。

年代別トップ

  • 20代→駒沢大学
  • 30代→後楽園G
  • 40〜50代→築地・新富町A
  • 60代以上→勝どき

すべてにおいて23区内でした。

世帯形態別トップ

  • 単身40歳未満→笹塚
  • 夫婦世帯40歳未満→多摩センターA
  • 夫婦と子ども50歳未満→後楽園G
  • 夫婦世帯60歳以上→西荻窪

夫婦世帯40歳未満の多摩センターは古いニュータウンで、少し前には三越百貨店が撤退するなど暗いニュースもありましたが、実際住んでみると住みやすいということなのでしょう。

自治体別トップ

  • 東京都→中央区
  • 神奈川県→横浜市都筑区
  • 埼玉県→さいたま市浦和区
  • 千葉県→印西市

東京都や埼玉県は順当かな。

神奈川が横浜市都筑区なのは、ある意味順当ではありますが、利便性の高い横浜市中区(5位)や川崎市中原区(6位)を抑えて入っているのが面白いです。評価基準が利便性だけではないためでしょうね。

印西市強し!ですね。千葉県全体でも1位こそ柏の葉キャンパスに譲っていますが、2位に入っています。

また、「住みたい街(駅)」ランキングもありますが、1位は不動の吉祥寺。一方吉祥寺駅が「住みここち」にランクインされていないところを見ると、必ずしも住みたいところに住んでいるわけでもないことがわかります。

少子化で人口は長期的に徐々に減少していきます。

これから住むところを探す人、不動産投資を考えている人も、こんなランキングを参考にすると面白いかもしれません。

意外な穴場が見つかるかも。

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