多摩地域でいま不動産を買うならどこか?

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  • 更新日:2016/12/07
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先日、多摩ニュータウンに新たな仲間が加わることを書きました。

ここでは、この地域での人口動静を鉄道の観点で見てみます。

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小田急多摩線
By Wikipedia / Harrypotterjapan

駅の旅客数を見てみる

多摩ニュータウンを走る京王相模原線および小田急多摩線の1日あたりの乗降人員を見てみると、京王相模原線は全駅で増加、小田急多摩線も黒川を除き増加しているので、このエリア自体の人口はまだ増加していると見ることができます。

京王相模原線および小田急多摩線の2015年度の乗降人員をランキングすると以下のようになります。

駅名 乗降人員数 ランク 増減率 増減率ランク
京王相模原線 京王多摩川 17,404 14 2.8% 9
  京王稲田堤* 52,801 4 2.8% 8
  京王よみうりランド 12,968 15 6.3% 1
  稲城 20,333 12 1.3% 15
  若葉台 25,920 9 4.7% 2
  京王永山* 45,883 6 3.9% 4
  京王多摩センター* 86,217 2 2.2% 13
  京王堀之内 32,047 7 3.3% 5
  南大沢* 62,877 3 1.9% 14
  多摩境 19,730 13 4.1% 3
  橋本* 94,129 1 3.1% 7
小田急多摩線 五月台 10,083 16 1.1% 16
  栗平* 22,596 10 2.5% 11
  黒川 8,245 18 0.0% 18
  はるひ野 9,325 17 3.3% 6
  小田急永山* 30,737 8 2.5% 11
  小田急多摩センター* 49,809 5 2.6% 10
  唐木田* 21,078 11 0.4% 17

表の駅名でアスタリスク「*」がついているのは、急行停車駅です。

乗降員数で多いのは京王相模原線終点の橋本(多摩ニュータウン内ではないですが)、次いで多摩ニュータウン中心駅の京王多摩センターおよび小田急多摩センター、急行停車駅の南大沢、京王永山、小田急永山、あとは多摩ニュータウンではないですが南武線との乗換駅である京王稲田堤あたりです。

増加率に関してですが、京王相模原線では京王よみうりランドが突出しており、次いで若葉台と多摩境、京王永山、京王堀之内と続きます。小田急多摩線の方は若干増加率が穏やかですが、はるひ野の伸びが大きく、次いで小田急多摩センター、小田急永山、栗平といった急行停車駅が続きます。どちらも急行が停車しない駅の伸びが大きいのが興味深いところです。伸びしろがあるということでしょうか。

これから賑わうのは?

上記で見たように、各駅停車の駅の伸び率が良いのですが、京王線と小田急線では京王線に分があります。これは、小田急多摩線の各駅停車は新百合ケ丘止まりが多く、そこで跨線橋を使っての乗り換えになるのに対し、京王相模原線は調布駅で対面乗り換えか、区間急行でそのまま調布から急行で都心に向かえるためです。これが急行停車駅の栗平、永山、多摩センター、唐木田であれば「多摩急行」なる電車で千代田線まで直通しますし、途中の小田急線も登戸〜代々木上原間でほぼ複々線化が完成しているのでかなり速く行けるのですが、各駅停車はその恩恵が限定的になってしまいます。

伸び率と開発状況を見ると、賑わいの点では「京王よみうりランド」「稲城」の両駅が今後有望でしょう。ここでは南山東部土地区画整理事業を行っており、計画人口も7,600人とかなりの規模の新規開発です。新しい街は、かつての多摩ニュータウンがそうであったように、家の価格が平均化され、それにより住む人も平均化されるので治安も良く、安全で便利な暮らしが期待できます。

小田急線を視野に入れるのであれば「はるひ野」の伸びが著しいです。この駅は開業が2004年12月と、まだできてから10年ちょっとですが、すでに隣の黒川駅よりも乗降客が多くなっていますので、活気は期待できますね。ただすでに完成しているので、新築は多くなさそうです。

「京王堀之内」も伸び率の大きい駅です。この駅の北側では最近「多摩ニュータウン東山」という681戸の大規模開発が行われており、里山を残しつつ開発をしているようです。堀の内は伸び率だけでなく実際の乗降人員も多く、急行停車駅の栗平や小田急永山を凌駕するほどです。人口が多いため、街の規模もそれなりにあるのも魅力だと思います。

さて、あなたはどこを選びますか?

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