500万ドル出せやゴルァ?!ユナイテッド搭乗記録(ダラス→シカゴ)

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  • 更新日:2017/07/17
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今回は出張でダラスに行きました。ダラスからはANAの直行便がないので、Unitedのハブであるシカゴまで移動することになりました。

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ずらり並んだ出発案内

ダラスも大きな空港です。出発案内表示だけでこの量です。

ダラスフォートワース空港の不思議なセキュリティ

ダラスからの出発便は7時台なので、5時過ぎには空港に着きました。

P1170641.jpg空港はすでに人がいっぱい

ここのセキュリティチェックで不思議な経験がありました。一言で言うと、セキュリティチェックが非常に軽いのです。

軽いセキュリティチェックというとTSA Preというのがあります。

これは、アメリカ国籍保持者やフリークエントトラベラー向けにセキュリティチェックを簡易化しているプログラムで、該当する人はチケットに"TSA Pre"と書いてあります。

TSA.JPGTSA Preのロゴ
出典: tsa.gov

ダラスもこのプログラムは実施しているようで、セキュリティチェックの列はTSA Preありとなしで分かれており、係りの人がチケットを見て振り分けていました。

私のチケットにはTSA Preの印はなかったので、並んだのは普通のレーンだったのですが、単に列が長いだけで最終的にTSA Preのレーンと合流してしまいました。

そのあとX線の荷物検査があるのですが、

  • カバンからラップトップを出さなくても良い
  • ポケットからすべてのものを出さなくても良い
  • パスポート、チケット等を手に持ったままで良い
  • ベルトを外さず、靴も脱がなくて良い
  • 全身スキャンでをする物々しい機械はなく、昔ながらの金属探知機を通過するだけ

というないない尽くしでした。

ちょうど出発前に、アメリカの10以上の空港で「スマートフォンより大きいデバイスの持ち込み禁止」というのをアナウンスしており、メールも来ていたので拍子抜けしてしまいました。

ラウンジ

ダラス空港のユナイテッドラウンジに寄りました。

P1170651.jpg入口

まだ午前5時台と早朝ですが、飛行機は飛んでるので開いています。

P1170654.jpg室内

中は結構広いです。手前はダイニングエリア、奥はワーキングブースとシーティングエリアです。

P1170663.jpgシーティングエリア

椅子がゆったりしていて、広さの割に席数はそれほどでもありません。

P1170652.jpgバフェカウンター

朝食を提供しています。手前はデニッシュやマフィン類です。

P1170664.jpg

朝食いろいろ

こちらはフルーツとヨーグルトです。

P1170662.jpgいただきまーす

フルーツにヨーグルトをかけたものと、オートミールをいただきました。アメリカのオートミールもイギリスのポリッジも結構好きなんです。

搭乗

飛行機の機材はボーイング737-800型機でした。

P1170669.jpg座席

座席配置は標準的な3席-3席です。

P1170671.jpg機体前方を望む

この機材で興味深いのは、国内線にもかかわらずシートテレビが装備されていることです。

P1170682.jpgシートテレビ

ちゃんとビデオオンデマンドになっており、メニューから番組を選ぶことができます。

P1170676.jpgコントローラ

番組を選んだりボリュームを調整したりするのが、こちらのコントローラ。アームレストについていて、取り外すことはできません。

P1170686.jpg番組表

多数のチャンネルがあり、番組表から選ぶことができます。

P1170687.jpg払うもの払ってね...!

さあ見よう...ところがどっこい、有料でした。

2時間までのフライトなら$5.99、2時間を超えるフライトは$7.99、3席分以上同時に購入すると各席分$2の割引がある、と書いてあります。

今回のフライトは時刻表上2時間をわずかに超えるので、$7.99です。この程度のフライトだと、ちょっとうとうとしていれば目的地に着いてしまうので、必要性が疑問ですね。アメリカは国土が広いので、横断飛行とかだと意味が出てくるのでしょうか。

同じユナイテッドでも、WiFiによるスマートフォンやタブレット配信に特化した飛行機があることから考えると不思議な感じです。

P1170299.jpgタブレットホルダーのある座席に乗ってみた

今回乗ったのがボーイング737-800型、上のタブレットホルダー付きはボーイング777-200型、飛んでいる地域もグアムとアメリカ本土という違いがあるので、そのあたりの戦略の違いでしょうかね。

この機材は、DirecTVが費用を出して飛行機につけたのではないでしょうか。これってペイするのかな...と思っていたのですが、$7.99払って見られなかった、どうしてくれるんだゴルァ、と$5M (500万ドル、およそ5億円)の損害賠償裁判を起こされたくらいなので、アメリカには見る人はいるのでしょうね、はい。

最後に機内サービスを。

P1170690.jpgワッフルワッフル!

とっても甘いワッフルでした。

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