とうとうエコノミークラスにフルサイズのベッド搭載

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  • 更新日:2020/07/11
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冗談ではありません。本気です。

エコノミークラスで複数座席を使って横になれる"Sky Couch"を導入したニュージーランド航空ですが、今回はとうとう完全なるベッドの導入に挑戦しています。

skycouch.jpg

出典: airnewzealand.co.jp

またもニュージーランド航空がやらかした

今度の「ベッド」はその名も"Skynest"といいます。

具体的には、エコノミークラスの区画の一部分に、ベッドの存在する区画を設けています。

ベッドのサイズは長さ2m、幅58cm。もちろん完全にフラットです。このサイズは、およそクルーレスト(乗務員用の仮眠スペース)と同じサイズだそうです。

3段ベッドとなっており、一つのセットには3段 x 2列で6つのベッドが装備されています。

利用者は枕、ブランケット、耳栓とプライバシーカーテンを利用することができます。各区画内には読書灯やUSB電源も装備される予定です。

ニュージーランド航空担当者へのインタビューによると、このSkynest、全席に導入されるというわけではありません。

最初は6つのベッドがあるポッドを飛行機で1台(1セット)搭載し、時間を区切ってフライト中の時間で予約ができるような形を想定しているそうです。

離陸・着陸時に利用することはできず、自席に戻ってシートベルトを装着することになるでしょう。

つまり、フライト中の数時間、「横になれる権利を買う」という形になりそうです。

値付けが鍵

気になる価格は発表されていません。担当者によると「100ドル以上はするでしょうが」とのことです。

値付けは難しそうですね。安過ぎればプレミアムエコノミーやビジネスクラスといった上位クラスの乗客に不公平、かつ容易に満席になってしまいますし、高過ぎれば誰も利用しない「死重」を運ぶことになるので。

ニュージーランド航空によると、運行についての決定は来年下す、とのことです。

エコノミーの高級化競争の幕開けか

ニュージーランド航空が2011年に"Sky Couch"を導入して、その後しばらく追随する航空会社は現れませんでした。

しかし、2019年にANAがAIRBUS A380を導入したのを機に、ハワイ路線向けに"ANA COUCHii"を導入しました。

そしてとうとうフルフラットベッドの導入が開始しようとしています。

LCC各社が料金でしのぎを削るのとは対照的に、クラシックキャリアのエコノミー高級化路線への挑戦が始まりました。

われわれ庶民には楽しみでもありますね。