Mieleの最新機種G4800SCU食洗機を買いました(機種選択・工事編)

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  • 更新日:2018/08/24
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使用感編はこちら
オートオープンの瞬間はこちら(動画あり)

フロントオープンの食洗機が欲しい

機種選択

Miele (ミーレ)が久々に食洗機の新機種を出しました。 今回、我が家ではちょうどこの新機種を入れたので、感想というかインプレッションなどを。

G4800SCU.jpg
今回買ったG4800SCU

以前ロンドンに住んでいた時はBoschの60cm幅の食洗機を使っていました。 日本では、キッチンが狭いこともあり45cm幅の食洗機を入れようと思っていたのですが、日本製にはいわゆる引き出し式しかないです。 上置きタイプに至ってはわずかにPanasonicが数機種出しているにすぎません。

うちは欧米式に鍋から皿からなんでも食洗機で洗う文化なので、小型の上置き式ではとても話にならず、かといって引き出し式もキッチンを扱うショールームで見てみましたが、あまりに内容積が小さくて使う気になりませんでした。

そこで、ロンドンで使っていたものと同じような前開き式なのですが、日本製ではほとんどありません。 唯一ハーマンのFB4504がありますが、2002年発売と、かなり古いモデルなので候補から外しました。同じような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

Harman.jpg
日本製で唯一フロントオープンのハーマン(2002年発売)

するとやはり外国製になります。 Boschはロンドンで愛用していましたが、残念ながら少し前に日本を撤退したそうです。 アメリカ在住時代はWhirlpoolでしたが、これも日本には正規には入ってきていないのと、使い勝手があまり良くなかった記憶があるので候補には入れませ んでした。

日本で良く取扱いのあるのは、以下のようなメーカです。

  • Miele(ドイツ製)
  • AEG(ドイツ製)
  • ASKO (スウェーデン製)

その中で結局選んだのはMiele。 なんといってもカトラリートレイが心を掴みました。

Miele-cutlery_tray.jpg
Mieleの特許、3Dカトラリートレイ

Bosch時代は、カトラリーは付属のバスケットに入れていたのですが、これが結構邪魔で内容積を無駄に圧迫していたので。

そして、2014年10月に新発売された幅45cmモデルには注目の新機能が。

オートオープン乾燥機能

です。 実は、強制乾燥を行う日本製の食洗機と異なり、海外製の食洗機の多くは自然乾燥です。 そのため、洗浄終了後にそのままにしておくとなかなか乾燥が進みません。 そのため以前は、夕食後食洗機を回して、夜中に起きだして洗浄終了した食洗機のドアを開けたりしていました。

オートオープン機能は、コースが終了すると自動的にドアを少し開けてくれる機能で、これによりもう夜中に寒い中起きだして自分で開けなくていいのです!

今までこの機能は60cm幅タイプの上位機種には備わっていたのですが、2014年10月にフルモデルチェンジ。 45cmタイプのものも一部装備するようになりました。

45cm幅でオートオープン乾燥があるのはG4800 (G4800SC)シリーズのみ。 そんなわけで迷わずこれを選びました。

あとは、選択肢として残るのはドア面材をどうするかです。 ドア面材取り付けタイプというのは、システムキッチンなどの収納の扉と同じ板を食洗機の表面に取り付けることで、キッチンの見た目を一貫性のあるものにするものです。Mieleの場合は以下の2種類あります。

  • ドア取り付け専用タイプ G4800SCi
    ドア面材取付タイプとも言われるもので、キッチンに使われているドア材を表面に取り付けますが、上部のボタン等のコントロールの部分は食洗機本体そのままとなります。
  • 全面ドア取り付け専用タイプ S4800SCVi
    フルフェイス、オールドア面材取付タイプとも言われるもので、キッチンに使われているドア材を表面に取り付けます。ボタン等のコントロールはドアの上面に入るので、キッチンを一見すると食洗機が入っているとわからない状態になります。

上記のドア取り付けタイプでは、当たり前ですがドア材を自前で用意する必要があります。 リフォームで入れる場合は、サイズが合っていれば(45cm幅のキャビネットを外してそこに食洗機を入れるときなど)既存のドアを外してそれを使うことも 可能です。うちの場合、たまたま45cm幅の戸棚があり、それを外して食洗機を入れる、という流れになりました。なので、外した戸棚のドアを流用してドア 面材とし、それを取り付けることも可能でした。

我が家では、以前全面ドア面材取り付けタイプも使っていたことがあるのですが(先ほどのBosch/Whirlpoolとは別物)、このドア材が食洗機本体から外れて落下する事故が多発したため、普通の標準ドア装備のタイプにしました。この場合、別途ドア材等を用意することはなく、本体が最初から装備する白色のドアとなります。

見積もり・購入・工事

どこから買うかですが、うちではミーレ・センター目黒から直接買いました。 ミーレ・センターから買う場合、本体は定価になるそうです。 ちなみにG4800SCUの場合、本体価格は325,000円(税別)です。 日本製のビルトイン食洗機が10万円そこそこで買えることを考えると高いのですが、他にそんなに選択肢もないし、そのまま買いました。

本体のみ買っても使えないので、工事の見積もりが必要です。 目黒から担当者が出張してきて、見積もりをしていきました。

その結果、さらに以下のような付帯費用が掛かりました。

  • 設置料金(設置、接続、試運転、取扱説明、出張費を含む)
  • 搬送・搬入費
  • 電気工事費(200V変更工事、材料費含む)
  • 給排水工事費(配管工事費、材料費含む)
  • 木工事費(キャビネット撤去、処分、ガス部補強、材料費含む)
本体、付帯費用、消費税占めて、450,000円内外の費用です。高い!

うちはキッチンが既にあるところにリフォームで入れているので高くなる部分もあります。キッチンが新規で導入する場合、付帯費用はざっと半分くらいになるそうです。

いずれにせよ安くはないのですが、まぁでもガンガンつかうので元は取れるでしょう。 今思えば、価格交渉は全くしなかったのですが、洗剤とかもう少しサービスしてもらっても良かったかな~。

高 い金額を出しているだけあって、当日は6名(!)も担当者がやってきて工事をしてくれました。 うちのキッチンは今の最新のものに比べるとわずかながら奥行きが短く、正面を面一に収めるために意外に工事は大変だったらしく、結構時間がかかりました。 でも、おかげで非常にきれいに収まりました。

あと、今回のリフォームを行うときにキッチン自体の入れ替えも検討していたのでキッチンのショールームにも行っていろいろ見たのですが、その時、LI○ILの担当者に、

「Miele等外国製の食洗機は、リフォームでは配管等の関係で入りません。キッチン入れ替え時に新規で入れていただくか、食洗機を後付けで入れたい場合は、リフォーム専用の食洗機がありますので(要は彼らが扱っているもの)、 そちらをお勧めします」

と言われましたが、真っ赤な嘘です! 今回リフォームでも全く問題なく入りました。騙されないように...。

というわけで、費用はかかりましたが無事食洗機が入りました。

使用感: 45cm幅の庫内がどれだけの広さなのか測りました。洗剤はどう選ぶのか?

そしてオートオープンの瞬間とは?(動画あり)

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