東京ガスがこっそりQUOカードをばらまく理由

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  • 更新日:2019/07/20
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最近東京ガスがクオカードを契約者に送っています。

私も受け取りました。

これ、対象は一部の人だけかと思いますが、あまり大きな話題になってもいないので、受け取った人以外は何が起こったかも知らないのではないでしょうか。

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生活まわり駆けつけサービスとは

東京ガスは、日常的な水まわり、玄関鍵、窓ガラスのトラブルに対し「生活まわり駆けつけサービス」というものを展開しています。

これ、東京ガスのガス・電気をセットで利用していると「無料」でついてくるサービスで、

  • トイレが詰まった!
  • 玄関の鍵を紛失して締め出された!
  • 窓ガラス破損!

のような自体に対し、出張費と作業費がなんと無料(30分以内)で、部品の実費のみで対応してもらえるものです。

2016年4月に開始されたサービスで、我が家でも開始した時点から加入していますが、それから今までに実際トイレの水が止まらない、などの問題で呼んだことがあります。1回目は蛇口の調整のみで自己負担なし、2回目は部品代がかかりましたが1,000円程度でした。

水まわりの業者には悪徳業者が多いことで有名ですので、最初から「部品代実費のみ」と言ってもらえるこのサービス、大変重宝しています。

水漏れのような緊急性の高い事故が起きた時は、つい慌てて普段からポストにマグネットを配っている業者などに電話したくなってしまいます。私も以前体験しましたが、実際呼ぶと極めて高額の請求が発生してトラブルになるケースが多いです(事例はWebで少し検索すると掃いて捨てるほどあるので、興味のある方は「水もれ修理 トラブル」などのキーワードで調べてみてください)。

そんなとき、ぼったくりされる心配のない業者さんがいることがわかっているだけでも、かなり安心です。

クオカードを配る理由

今回クオカードを配っている理由は、

「生活まわり駆けつけサービスの作業依頼受付電話に電話をかけてきた人が、案内していた料金よりも高額の電話料金を負担していたため」

とのことです。

具体的には、「水漏れしたので修理して!」などと電話する電話番号があるのですが、

Webページでは「3分8.5円」と案内していたところ、ナビダイヤルの案内では「22.5秒10円」になっていたそうです。22.5秒で10円だと、3分あたりでは80円、ということになります。

この差額を補償するため、依頼1件あたり500円のクオカードを送る、というのが今回のクオカード配布の理由です。500円の根拠は、差額が一番多い例でも500円を超えないということだそうです。

そりゃ、いくらトラブルの説明をする電話でも、せいぜい5分もあれば説明できるはず。仮に10分電話したとしても、

3分8.5円なら34円

22.5秒10円なら270円

です。その差236円。

前述のように、我が家ではこれまで2件依頼をしていたので、1,000円分のクオカードをもらいました。

正直、この手紙が来るまで電話代が余計にかかっていたことはおろか、電話代を払っていた事実も知りませんでしたヨ(というか、気にしていませんでした)。ナビダイヤルでは実際に負担する22.5秒10円を案内していたので、そんなに目くじら立てるほどの問題ではないような気もしますが、「お客様に問合せをいただいた」ということで、だれか物好きな暇人が調べて連絡したことで、今回のことが発覚し対応に至ったようです。

正直者は...?

はっきり言って、こんなことでわざわざ手間暇かけてクオカードを送ってくるとは、東京ガスも正直な企業ですね。

ちなみに本件は東京ガスのプレスリリースに載っています

最近深キョン効果で電気契約が増えてる東京ガスのようですが、こういう正直な対応をされて悪い気はしません。他の電気会社に移行する気がなくなりましたよ。

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