マイレージステータスあれこれ

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  • 更新日:2015/03/15
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私は子どもの頃は飛行機に乗る機会に恵まれず、初めて飛行機に乗ったのは確か就職してからでした。

そのため、国内線・国際線とも大部分は仕事でのフライトです。最初の頃はマイレージという概念も知らなかったので、会員にもならずマイルを無駄に捨ててました。ああもったいない。

2001年~2002年にアメリカに留学していたので、マイレージをANAに固めて それなりに飛んだのですが、思ったほどマイルは貯まりませんでしたね。 一部American Airlinesで飛んだせいもありますが。

だいたいマイルが貯まっても、うまく使う機会がなくて、 結局20,000マイルで30,000円分の「ANAご利用券」に変えて(現在はレートが悪くなった) ANAホテルに泊まる、というのが関の山でした。

日本に戻ってから、仕事・プライベート双方で乗る回数は増えたのですが、 国内ではマイルがぜんぜん貯まらないのですね。当時のANAの「ブロンズ」ステータス の基準が、1年で「30,000マイル」または「10,000マイルかつ30回搭乗」でした。 私は年間の搭乗が20回ちょっとで距離が20,000マイル程度でどちらの基準にも届かず。惜しい! 結局ステータスには縁なく過ごしました。

もっとも、たまの海外出張時には、マイルとは無関係に片道をビジネスクラスにアップグレードできる機会に恵まれていたので、それはそれで良かったのですが。 ていうか充分すぎ?

ところが、今年になって転機を迎えました。イギリスに赴任したためです。

1月にロンドンに事前出張し、その後国内線も少し乗りましたが、 5月に別件でドイツ出張、同じく5月に赴任しました。 私の働いている会社では通常出張はPEXまたは格安ですが、 赴任・帰任のフライトはフルビジネスに乗せてもらえるので、 これで一気に30,000ポイント越え(現在はステータス基準のポイントはマイルとは別計算)。 念願のブロンズステータス達成です。

それからしばらく英国から出ませんでしたが、9月に仕事で日本に2往復しました。 これで50,000ポイント越えで晴れてプラチナステータス達成! 同じステータスでもブロンズとプラチナ以上では 雲泥の差です。つい先日ブロンズになって喜んでたのに、あー人の欲望は果てしない...。

ブロンズ プラチナ以上
マイルボーナス 搭乗分+フルマイルの50% 搭乗分+フルマイルの100%(*1)
ビジネスクラスカウンターの利用 不可 可(*2)
優先搭乗および優先手荷物引渡し 不可
ラウンジの利用 不可(*3)
ファーストトラック(成田空港) 不可
ステータスの永続化 不可
割引航空券でのプレミアムエコノミー搭乗
(当日空きがあれば)
不可

(*1) ダイヤモンドの場合+125%
(*2) ダイヤモンドの場合ファーストクラスカウンターの利用可
(*3) 国内線ラウンジの場合1,000マイルを支払って利用可

主な違いはこんなところでしょうか。

獲得できるマイルは、東京・ロンドン線(片道)の場合、 フルエコノミーが6,220マイル、割引チケットが4,354マイルなのですが、 ボーナスを入れるとブロンズなら9,330(フル)/7,464(割引)、 プラチナだと実に12,440(フル)/10,574(割引)となります。

プラチナステータスで往復すると、それだけで21,148~24,880マイルを獲得できる ことになります。

現在東京・ロンドン線のビジネスクラスへの片道アップグレードに必要なマイルは 28,000マイル(以前より少々値上がりした)なので、 少なくとも3回搭乗ごとに1回はアップグレードできてしまう計算になります。

9月の2回目の日本訪問時は、行き(ロンドン→東京)のフライトでプラチナ基準を達成したので、帰りは成田空港でファーストトラックの利用やら プレミアムエコノミーへのアップグレードやら、 さっそく恩恵を受けることができました。

成田空港のファーストトラック(優先セキュリティゲート)は、 平会員だとビジネスクラスですら通れないので、 なんだかすごく優遇されている気分です。 空いているだけでなく、ゲート自体も木目調で、 殺風景な通常ゲートとは大違いでした。

来週、また仕事で訪日します。 行きはプレミアムエコノミー、帰りはビジネスにアップグレードしました。 以前ロンドンから出るフライトをマイルでアップグレードしたら、 40ポンドの追加の税金(ぜいたく税?)を取られたので、 ビジネスクラスは日本からのフライトのほうがいいですね。 フライト時間もロンドンからよりもおよそ1時間ほど長くかかりますし。

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