インデックスファンドの賢い売り方

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  • 更新日:2021/07/10
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投資ファンドが値上がりしたら嬉しいですが、買うより売る方が難しいですよね。

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何もしないのが一番リスク

投資ってリスクありますよね。

というわけで、私も昔はひたすら円の預金をしていたのですが、これほど銀行の預金利率が下がりっぱなしだと、「円預金で持つことのリスク」が気になるようになってきました。

仕事柄海外に行くことが多いですが、この10〜20年、欧米での給料や物価がどんどん上がる中で、日本の給料だけがほとんど上がっていないのです。

日本が鎖国していればそれでも問題ないのですが、あいにく(?)いまはとってもグローバル。我々も食料品をはじめとして海外の物品を買わないと生きていけません。

すると、円を持って円で支払っていたら、その価値はどんどん相対的に目減りしてしまう、ということになりますね。

ということで、私も遅ればせながら投資を始めてみたわけです。

やっぱりNISA

で、何に投資するかといえば、やはり初心者必殺のインデックスファンドです。死なないけど。

これをNISAで年120万の限度額で投資する、です。

円のまま持つとインフレに負けてしまいます。

日本では長期にわたって物の値段があまり変わらないように見えるので実感が湧かないですが、私が海外にいた数年間、あちらではどんどん物価は上がっていました。

日本も海外との輸出入なしでは生きていけませんので、結局は物の値段はだんだん上がりますし、相対的に円の価値も下がっています。

アメリカに海外旅行をしたりすると思い知らされます。

値上がりしたけど、難しいのは売り時

2020年のコロナショックからの各国政府の異次元の市場資金投入で株価がうなぎ上がりです。

値動きがおとなしいインデックスファンドといえど、相当値上がりしています。

私の持っている投信も、たいした量ではないですが値上がりしました。

ここで難しいのは売り時。

よく「売ったら値上がりした」といわれる悩みどころです。

そこで、こういう売り方をしました。

お得な預金と思え

私はとある投信(ジェイリバイブ)に2017年〜2021年で月1万円づつ46万円を積み立てました。

実はこれはインデックスファンドではなくアクティブファンドなのですが、今回の金融緩和で値上がりはしています。

とはいえ、成績はそれほど芳しくなく、利回りはインデックスファンドの後塵を配するほどです。

なので、別のファンドに切り替えたいところです。

しかし、NISAのままでのファンドのスイッチングは実質できない(売却と購入を行うとその年のNISA非課税枠を消費してしまう)という難点があります。

そこで、単純に売ることにしました。その資金を今後の積み立てに使います。

ここで、全部売ることもできるのですが、47万円を売却しました。

すると、およそ4万円が投信のまま残りました。

意味はこうです。

2017年から2021年まで、毎月1万円づつ46ヶ月積み立てて、年1%の金利がついたとすると利息は9,081円になります。

47万円を売却して得たということは、2017年から年利1%の積み立て預金をしたことに相当する、というわけです。

今時銀行の利息で1%はあり得ないので、まぁ悪くないと思ます。

タダで投資信託をゲット

で、あと残った4万円は「タダで手に入れた投信」です。

この4万円分は放っておきます。

仮にゼロになっても上記の利息はすでにゲットしているので、それほどガッカリしません。

まぁ投信ですし、ゼロになることはないでしょう。

売却後にさらに値上がりしたら「ラッキー」です。

いかがでしょうか。本当は価格が倍になったら元本分を売却する、というのがいいのでしょうが、そこまでいかなくてもこんな売り方もあるよ、という例でした。

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