アメリカ国名の秘密、実は敵対するアノ国と同じ意味だった

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  • 更新日:2021/05/22
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アメリカ合衆国の英語名って、

United States of America

ですよね。

ここで、

United = 統合された

States = 州

とすると、「合衆国」って変ではないでしょうか。

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同じこと考える人はいるもので、

本田勝一という人が、1970年に「アメリカ合州国」という書籍を出しているのですね。

どうしてこんな名前になった

United States of Americaという名前が最初に文書に出てきたのは1776年1月だそうで、これは独立宣言が発布された日(1776年7月4日)の直前、ということになります。

アメリカは最初から"United States"つまり「州」(「国」または「邦(くに)」と言ってもいい)の連合体、つまり連邦だったわけですね。

「アメリカ合衆国」という日本語の訳語は幕末から明治初期に日本で発案されたようです。

日本語に訳すと?

では、United States of Americaという名前を素直に日本語にするとどうなるでしょうかね。

州が集まったもの、ということから、

アメリカ合州国

というの名前は理にかなっている気がします。

また、連合体たるアメリカ、なんですから、

アメリカ連合国

アメリカ連邦

なんてのも、訳語としてはありそうです。

英語に戻すと?

逆に、今の日本語である「アメリカ合衆国」を英語に訳すとどうなるでしょうか。

「合衆」を言葉通りに考えると

United People of America

でしょうか。

そもそも「合衆」とは共和制や民主主義を指す、という説もあります。もしそうだとすると、

Republic of America

Democratic Republic of America

なんてなります。コンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo)や朝鮮民主主義人民共和国(Democratic People's Republic of Korea)なんかに似ていて、なんかモヤモヤしますね。

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