ダイヤモンド・プラチナとSFCの絶望的な違い

  • 投稿日:
  • 更新日:2017/02/23
  • by
  • カテゴリ:

ANAのプレミアムメンバーになると、様々な優遇サービスがありますが、その中でも海外に行く人にとって嬉しいのが「プレミアムエコノミーへのご変更」ではないでしょうか。

プレミアムメンバーといってもいろいろランクがあり、上記のアップグレードの対象になるのは、「ダイヤモンド」「プラチナ」「スーパーフライヤーズ」です。

P1120889.jpgプレミアムエコノミー座席(写真はボーイング787型機)

SFCには困難なアップグレード

私は2015年度より通常のスーパーフライヤーズ(SFC)会員に2段階特進ならぬ2段階転落(?)しました。

2015年からのフライトでの戦績は以下のようになります。なお、予約はすべてエコノミークラスです。

2015年(SFC初年度)

  1. フランクフルト→羽田 ビジネスクラス(マイルを使ってアップグレード) (予約クラスはU)
  2. 成田→サンフランシスコ エコノミークラス (予約クラスはU)
  3. サンノゼ→成田 オンラインチェックイン時にプレミアムエコノミーにアップグレード (予約クラスはU)

マイルを使ってアップグレードしたのはカウントに入れられないので、1勝1敗です。

2016年(SFC2年目)

  1. 羽田→ロンドン エコノミークラス(予約クラスはU)
  2. ロンドン→羽田 エコノミークラス(予約クラスはU)
  3. 成田→サンノゼ カウンターでのチェックイン時にプレミアムエコノミーにアップグレード (予約クラスはQ)
  4. サンノゼ→成田 エコノミークラス (予約クラスはQ)

4戦で1勝3敗でした。ちなみに、予約クラスUはマイルによるビジネスクラスへのアップグレードが可能、Qは不可能です。

面白いのは、2015年はオンラインチェックイン時にアップグレードができたのに対し、2016年はできなかったことです。

アップグレード不可でも空きがある!

以下は、あくまで私の経験なので、常に当てはまるとは言えませんのでご注意ください。

プレミアムエコノミーへの無料アップグレードは、オンラインチェックイン時(24時間前から)に行います。このとき、アップグレードができないときは当たり前ですが全席埋まっているように見えます。

seatmap.png満席のプレミアムエコノミー
(機材はボーイング787-8)

ANAのWebサイトでは出発の72時間前までは航空券購入ページから空席状況がシートマップで見えるので、それをこまめにチェックしてみると、プレミアムエコノミーは出発72時間前まではガラガラです。そこから出発24時間前までに全席が埋まってしまうとは考えにくいので、やはりより上位の顧客に対して座席をオープンにしていると考えるのが妥当かと思います。

オンラインチェックイン開始時刻よりエコノミーの席の動きを細かく見ていると、まずこれまで埋まっていた座席が10席程度解放されていきました。これは、より上位のダイヤモンド、プラチナメンバーの方がプレミアムエコノミーの座席を確保したため(またはビジネスクラスにインボラされたため)ではないかと推測しています。その後、それらの座席も含め空席は少なくなっていきました。これは、通常のエコノミーで座席を指定していなかった人がオンラインチェックインで座席指定したためではないかと思います。

当日知った驚愕の事実

ANAのページにも

座席に制限を設ける場合があり、オンラインチェックインご利用の際に座席が選べないことがございます。その際は、ご出発当日に空港のチェックインカウンターにてご相談ください。

とありますので、オンラインでできないのならカウンターで聞いてみようと、当日空港でチェックイン時にプレミアムエコノミーが空いてないか聞いてみると、たいていは「本日あいにく満席のご予約を頂いております」とおきまりのセリフ。

まぁより上位の顧客に座席を優先提供した結果満席になって文句を言う筋合いはないので、そこで諦めてエコノミーに搭乗して行ったのですが。

驚いたことに、ある便では出発後もプレミアムエコノミーに2席ほどの空きがありました。だったらなんで提供してくれないのANAさん?

正規に料金を払っている方やダイヤモンドやプラチナの方に失礼だからでしょうかね。所詮SFCなんてこんなもんですヨ。

こちらもよく読まれています