赤ちゃんとB&Bに泊まるカンタベリー大聖堂小旅行記

  • 投稿日:
  • 更新日:2015/02/26
  • by
  • カテゴリ:

イギリスに住んでしばらくはあまり旅行をしなかったのですが、子供が旅行に耐えられる年齢になってきたのでだんだんいろいろ動くようになりました。今回は、そんな「旅行始め」のころの旅行記です。

ロンドンからカンタベリーへ

ロンドンの自宅からDover、CanterburyのあたりまではM25とM20を使ってノンストップで2時間程度。10ヶ月の赤ちゃんを車で連れて行くのにまぁ何とかなる距離です。今回は一泊旅行で、行きは泊まりに行くだけにして、帰りがけにカンタベリーの街を見て帰ってきました。

B&Bに泊まろう

泊まったのはWallett's Courtというところ。イギリスの典型的なB&B (Bed & Breakfast)です。


大きな地図で見る

こんなところです。

マナーハウス

29042011056.jpgWallett's Court

イギリスのB&Bは、もともとManor House (領主邸宅)などのお屋敷だったところを改造して営業しているところが多いのですが、ここもそんな感じです。まぁManor Houseといってもまるでお城のように巨大なところから、ここのように小じんまりしたところまで様々です。

一方、ホテルは新規にビルを建てて作られることもありますし、このような邸宅の再利用もあります。両者の境界は曖昧です。

ほっとするスペース

P1070266.JPGラウンジ

典型的なイギリスのB&Bのイメージどおりのラウンジ。古い家具に囲まれて、なんかほっとするスペースですね。ちなみにこの暖炉は本物です。4月ですが、まだ火が点いています。

P1070268.JPG客室

こ こが我々が取った部屋。建物は古いですが、客室は清潔に保たれています。神経質な人でなければ赤ちゃんが床を這ってもまぁ許せます。ただ、あちこちなめ回 す年齢の場合、あまり床で自由にさせないほうが無難かも。イギリス人は家の中で靴のままの人と靴を脱ぐ人と両方いますから。

赤ちゃん対応もバッチリ

P1070273.JPGコットベッド

あらかじめお願いしておいたので、cot bed (ベビーベッド)が用意されています。イギリスのホテルでベビーベッドを頼むと、殆どの場合この写真のようなtravel cot (トラベルコット、折りたたみ式のベビーベッド)が用意されます。実は私は同じものを持っていたのですが、殆どのB&Bにトラベルコットの用意があったので、実際に車に積んで持ち歩いたことは数えるほどしかありません。

P1070272.JPGバスルーム

イギリスを含むヨーロッパのホテルには浴槽のないところも結構あります。B&Bだとたいていあるので赤ちゃんをお風呂に入れるのも安心です。ただ、 シャワーは天井近くに固定だったり、水圧が弱かったりすることもあります。あと、ここもそうですが、蛇口が2つ、つまり片方はお湯で片方は水です。日本の ように混合水栓になっていないところが多いです。お湯のほうは本当に熱湯に近いお湯が出ますので、子供と入るときはお湯を適温に調節して溜めてから入るの が無難です。

プールもあるよ

P1070291.JPGプール

プー ルのあるホテル、B&Bは多いです。特に、寒いイギリスではプールはまず温水プールなので、季節に関係なく入れます。ただ、確かここはプールのあ る建物が客室のある建物とは別なので、行き帰りに防寒をしっかりしないとちょっと寒い思いをするかも。うちの子は浮き輪(swim ring)を使って大はしゃぎ。

ディナー

P1070299.JPGディナー: 前菜

ディナーは2名分(親の分)のみ予約で、子供の分は離乳食を持参しました。10ヶ月ではまだ色々食べられるわけではないので。メニューを忘れてしまいましたが、3コースです。たいてい前菜、メイン、デザートはそれぞれ3~5種類くらいから選びます。

P1070303.JPGディナー: メインコース

メインはラム (Roasted rack of lamb)でした。イギリスはラムが大変おいしく、ほぼ年を通して食べられますが、特においしい季節は春です。

イギリス(というかヨーロッパ全般)の食事がアメリカに比べて特徴的なのは、こういったメイン料理のプレートに必ずサイドが多少つくことです。「肉と芋! さあ喰え!」みたいな感じではなくて、盛り付けもそれなりに工夫が見られます。まぁパブとかだとその辺もカジュアルになるところもありますが。

P1070306.JPGデザート

このデザートも盛り付けが美しいですね。

カンタベリー観光

P1070315.JPGカンタベリーの街並み

次の日、カンタベリー大聖堂を見に行きました。

P1070317.JPG入り口

この中を通っていくとカンタベリー大聖堂です。

P1070320.JPGカンタベリー大聖堂

内部の撮影は許可されていますが、私的な利用に限られるということで公開できません。ごめんなさい。

最後に: 子供連れでの旅行先選択に便利なサイト

P1070340.JPG

子供をつれて

イギリスやヨーロッパの路面は日本のようにきれいではないので、ヘビーデューティのベビーカーが必要です。この機種はMamas & PapasUrbo。イギリスの製品ですが、2010年~2013年にPigeonが独占販売権を有していたため、日本でも時々見かけます。ただ、現在は並行輸入品しかないようで、かなり高いです。でも丈夫で使いやすいベビーカーでした。帰国の際に知り合いにあげてしまいましたが。

ちなみに、イギリスで子供と旅行するのに便利なサイトで私が使っていたのは、Away with the KidsBaby Friendly Boltholesです。ご参考まで。

こちらもよく読まれています