残念なSUITE LOUNGE: 幼児と行くANAビジネスクラス搭乗記録(成田→ロンドン)

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  • 更新日:2016/02/13
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ロンドンへのフライト

先日書いたロンドン~日本の帰りのフライトです。

IMG_1047.JPGANA SUITE LOUNGE
食事もあります

今回はファーストクラスおよびダイアモンド会員用チェックイン(ANA SUITE CHECK-IN、成田空港第1ターミナル、ゾーンZ)から入ります。ちょっと遅めですが夏休みのシーズンでもあり、子供連れが他にもいました。

スイートチェックイン

残念なSUITE LOUNGE

今回の利用クラスはビジネスクラスだったのですが、私がダイアモンド会員なのでラウンジはたいてい空いているSUITE LOUNGEのほうがいいと思い、そちらに向かいました。

入り口で止められて、何かと思ったら、子供が2歳をわずかに過ぎているということで、2名ゲストを連れての入室という扱いになるとのこと。ダイアモンド会員のカードはゲスト1名までの入室が認められていますが、2名目からは一人当たり3,000マイルを払っての入室になるそうです。前回は1歳で何も言われな かったので、気づきませんでした。

「嫌ならビジネスラウンジへ行け」

という意味のことを慇懃に言われましたが、いまさら子供の手を引いて混んでいるビジネスラウンジに行くのも面倒なので、そのまま2名ゲストということにしました。もちろんしっかり3,000マイル払いました。

ところが、今回ボーディングゲートに近いのは第4サテライト。ラウンジが少し狭いのです。そのせいか、なぜか今日に限ってスイートラウンジも激混み(最近も米国線の多くが第4サテライトから出るため、午前中は混みますが)。

いつもだと入室するとすぐにグラウンドスタッフがやってきて席まで案内され、お絞りを持ってきて、飲み物の希望を聞いてきます。ところが、この日はみな忙しいのか、席がなくてウロウロしていても誰も来ません。

我々がかろうじて見つけたのはラウンジエリアではなく麺類を食べるときに使うダイニングエリアにあるテーブル席。そこも前の人が残していった皿があったので自分で片付けて別のテーブル(やはり既に人がいなかった)に置いたら、グラウンドスタッフに「勝手にここに置くな」と怒られてしまいました。

子供がいて手が離せないときこそ、いつもの手厚いサービスで手伝ってくれるかなと期待していたのですが、とんだ期待はずれでした。何のために3,000マイル払ったのやら...。フライト前から最悪の気分を味わいました。

前回子供とSUITE LOUNGEを使ったときは、まったく逆のきめ細かなサービスで満足感が高かっただけに、大変残念でした。

IMG_0193.JPG今回残念なSUITE LOUNGE、混んでます

余談ですが、ヨーロッパの空港では未就学児程度の子供連れの場合、ラウンジでは人数にカウントしないことが多いです。たとえば、エコノミークラス利用で、私が持っているStar Alliance Goldの資格で妻をゲストとしてラウンジに入室する場合、さらに子供がいても止められた記憶がありません。通常ゲストは1名までしか認められないにもかかわらず、です。

これはANAでも似たことがありました。今回日本に来るときにロンドン・ヒースロー空港でNo.1ラウンジを利用したときのことです。ダイアモンドとそれ以外では「食事メニューが無料になるか否か」という違いがあり、本来私だけがダイアモンド会員なのでゲストを入れても2名までが対象なのですが、子供も含めた全員分ダイアモンド扱いのinvitationをもらいました。まぁ実際問題食事をするわけではないんですが、同行する人の間で待遇に差が出るのと全員一緒なのでは気分は違いますね。

そんなわけで、搭乗時間も近づいてきたのでラウンジを後にし、飛行機へ。

機内にて

子供が小さい場合、ANA のビジネスクラス座席(ANA BUSINESS STAGGERED)は水平飛行に入ったら(シートベルトランプが消えたら)すぐにフルフラットにした状態で使うのがお勧めです。

P1050282.JPG本も読んであげられます

上 の写真のように、親子が一緒の席で本を読んだり、食事を手伝ったりしてあげられます。ボーイング777ならちょっと離れていますが親が並んで座れるし、サ イドテーブルも広いのでものが置けます。今回はその中でも特にお勧めの5列目(ビジネスクラスの最前列)になっています。バッシネット用スペース(席番号 5D)も物置きになります。

機内食(子供)

子供の食事から。とはいっても、チャイルドミールといえども結構な量。前菜を食べるとそれだけで満腹になってしまうので、いきなりメインです。

P1050283.JPGメインはオムライス

パンとおそろいで星型の模様をつけてあります。

で、寝て起きて二食目。実は初めてのものを嫌う性格なので、一食目はあまり食べなかったということもあり、二食目は食べそうなものから、ということで...。

P1050295.JPGチーズとフルーツ

普通に軽食というか、おつまみっぽいものを持ってきてもらいました。パンやチーズ、フルーツならまず食べるので...。

P1050296.JPGソーセージとポテト

これが子供の二食目でした。幼児だとこれでも十分かもしれませんが、小学生だと物足りないかもしれませんね。そのときは何かまた軽食を持ってきてもらうことになるのでしょうが、うちの場合はこれで十分。

機内食(親)

親のほうの食事はというと。

P1050279.JPGアミューズ
一緒に飲んでいるのはCampagne Jacquart Brut 2005

この横長のものはブレッドスティックのようなものなのですが、胡椒がきいていて辛いので、小さな子供には食べさせられないのが残念です。

P1050281.JPGアペタイザー: 愛媛産鯛のマリネ
わさび風味の薔薇仕立て 秋野菜添え

鯛はマリネ風で薄味です。カブ、ごぼう、柿などが添えてあります。和食の前菜と違って「たくさんのメニューがひと皿」感はないですが、彩り豊かです。

P1050287.JPGメインディッシュ: 国産牛フィレ肉のステーキ
和歌山産山椒の香りの大黒しめじを添えて
黒酒風味のフォン・ド・ボーソース [462kcal]

ブレッド: 蒜山ジャージーバターとオリーブオイルとともに

長い名前ですが、これがメニューに載っている名前です。ANAのビジネスクラスでは、高い確率で牛フィレ肉ステーキの選択肢があります。ちなみに、牛フィレ肉は和風ソースも選べます。今回の洋食メインディッシュのもう一つの選択肢は

陸奥湾産帆立貝のグラタン 柚子の香り [397kcal]

でした。上記写真ではパンを選んでいますが、御飯・味噌汁・香の物を選択することもできます。ここで出てくるバターとオリーブオイルはいつもおいしいので楽しみです。

P1050288.JPGデザート: ピエール・エルメ・パリコラボレーションデザート
9月はIspahan
ライチ、フランボワーズのクーリ、フランボワーズのソルベ、
バラ入りマスカルポーネクリーム、サブレ・ディアマン

この時期はピエール・エルメ氏とのコラボレーションをはじめた時期で(2012年9月~11月期から2013年3月~5月期まで続く)、力が入っています。

今回は二食目もセットメニューを選びました。和食です。

P1050294.JPG前菜: 蓮根真丈 厚焼玉子 牛しぐれ煮

主菜: 金目鯛煮付け [217kcal]

しらすと紫蘇の実ご飯、味噌汁、香の物

メニューを見ると、この和食は湯河原の旅館「石葉」と献立作りをしたとあります。コラボレーションが好きですね。

P1050297.jpg

パン屋さんごっこで遊ぶ

フライトが長いので、おもちゃ持参必須です。子供のシートは倒しっぱなしにしておけば、落ちる心配もなく遊ばせられます。親とのシートがすぐ隣りになっているともっと良いのですが、スタッガード(千鳥)配列なのでそこまではできません。

遊んでいるうちに、もうすぐロンドンです。

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