Windows 10への無料アップグレードをMicrosoftが提供へ

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  • 更新日:2015/02/28
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「Windows のバージョンは何使ってるの?」という質問が意味をなさないようにする。MicrosoftのOS担当VPのTerry Myerson氏が語る、Microsoftのビジョンです。

それに従って、Windows 7、8.1、そしてWindows Phone 8.1のユーザはWindowsの次のメジャーアップデートであるWindows 10に無料でアップグレードできるようにするとのこと。ただし出荷後1年限定。

これにより特に恩恵を受けそうなのは誰でしょう。

誰がアップグレードするのか

プレビューについては既にいろいろレビューが ありますし、情報は十分収集できそうですが、製品版を本気で使うとなるとまたちょっと違います。特に、個人で使っている人やPCのメンテナンス依頼を外部 に行っていない小規模企業などの場合は、1年という期間は結構有効だと思います。製品版をアーリーアダプタが使ってレビューがたくさん出るはずですから、 それらを吟味してから自分がインストールするまで十 分時間が取れます。

2014年12月時点のデスクトップOSのマーケットシェアを見ると、

  • Windows 7: 約56%
  • Windows XP (!): 約18%
  • Windows 8+8.1: 約13%
  • Windows Vista: 約3%
  • その他(Mac OS等): 約10%

ということで、圧倒的にWindows 7が支持されていることがわかります。逆に言うとWindows 10の評価が良ければ、Windows 8.1のユーザは比較的早めのアップデートが期待できそうです。

Windows 7ユーザは現状にそれなりに満足していることが推測されるので、無料アップグレード終了直前の駆け込み需要がかなりありそうですね。それによりサポートライフサイクルも伸びますし。Windows 7の場合は既につい先日の2015年1月13日にメインストームサポートが終了しています。つまり、新機能はもう追加されないということ。セキュリティアップデートなどを行う延長サポートは2020年1月14日までですが、Windows 10にアップグレードすれば無料でサポート期間が延びることになります。

Internet Explorerもなくなる

あと、ついにInternet Explorerがリプレースされる予定です。1月21日にMicrosoft本社で開催されたプレスイベントで発表されました。新しいブラウザのコードネームはProject Spartan。Webページにスタイラスで書き込みができたり、CortanaというiOSで言うところのSiriみたいな音声コントロール機能も搭載されるようで、使い物になるのか興味があります。あまり評価されなかったOfficeアシスタントのようにならなければいいですが...。

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そして、なんとChromeの拡張機能が使えるようになるという噂もあります。IEが市場を席巻していた2000年代前半から考えるとすごい変化です。

出荷は2015年秋ごろの予定です。それまでは仮想マシンにTechnical Previewを入れて使ってみましょうか? それとも無料アップグレードを見越してマシンをリプレースしますか?

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