2018年版無料で使えるiPad/iPhoneサブディスプレイ化アプリ比較

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  • 更新日:2018/09/02
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iPadをサブディスプレイ化して使うことで、出先などでのプレゼンテーション、省スペースに画面表示を増やしたいなど、さまざまなニーズに応じて活躍させることができます。

今回も、無料で試せる最新版のアプリをレポートします。使用環境は以下の通りです。

  • MacBook Pro Retina 13inch 2015
  • iPad Pro 9.7inch (iOS 11)
  • iPad 3 (2012年発売、iOS 9)

サブディスプレイソフトは、利用するデバイスや環境により反応速度や操作性に違いが出るので、購入前に試したいことも多いと思います。そのため、試用版含め無料で利用できるもののみをレビューします。最初から料金を支払わないと使えないものは対象外としました。検討の際の材料としてお使いください。

DSC_1952_r.jpg

なお、前回のレポートでも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

調査したアプリと特徴のまとめ

以下をレビューしました。

全体として以下のような特徴がありました。

  • 全体的に品質は良好で、動画もそこそこ見られます。
  • 画面内での操作に対する反応はまちまちで、反応のいいものもありますが、いまいちのものもあります。
  • ケーブル接続(USB)では2台同時接続はできません。WiFi接続では複数台の同時表示ができますが、ミラー表示のみです。
  • 解像度が低い場合はiPad 3とiPad Proでスピードの差はあまり感じられず、古いマシンでも実用的な操作感が得られます。

無料で試用できる拡張ディスプレイソフトですが、ラインナップはあまり増えていないのが実態です。ただ、古いiPadでも実用的な速度で動くので、使わなくなって眠っているiPadの再生に最適かも。

手っ取り早く結論を見たい方は、「どれを選ぶべきか」をご覧ください。

GoodDual Display

Beijing Elinasoft Technologies Company Limitedから出ているデュアルディスプレイソフトです。 Lite版は無料です。

iPadにAppStoreからアプリをインストールし、MacやWindowsにはElinasoftのWebサイトからDesktop Streamerというホストプログラム(Mac版Windows版)をインストールします。接続はUSBケーブルです。

iPad 3の場合、無料版は画面下部に広告が表示されます。

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広告によって画面下部が占有されるため、表示領域が狭くなっています。スケーリングしているため、画面の3方(左右、下)が表示されない状態です。ちょっともったいないですね。

Mac側で見てみると、解像度は以下のような選択肢があります。

GoodDual_resolution.png実際に解像度を変更してみましたが、有効になりませんでした。1024 x 768固定と思った方が良さそうです。

本製品はiPadでのウィンドウの指での操作に対応しています。タップはマウスクリックになりますし、2本指での操作もサポートしています。ただし、2本指でウィンドウをスクロールさせようとすると、MacやiPadの通常の操作とは逆向き(上から下の方向に2本指でスワイプすると、スクロールダウンになる)になるのがちょっと不思議です。

YouTubeなど動きのあるコンテンツを見たときの映像ががたつきはそれほどでもないのですが、マウスなどの操作は若干もたつきが感じられます。これはiPad 3でもiPad Proでも変わりません。

無料版は、利用時間が3分を超えると画面上に"Trial time: 03:30"のように経過時間が表示されるようになります。5分を経過すると画面が暗転して、以下のように表示されます。

IMG_0018_r.jpg

この場合、ケーブルを挿しなおせば再び画面が出るようににあります。有料版ではその制限はありません。

iPad Proなら広告も出ずに使え悪くないのですが、5分でケーブルを挿しなおす必要があること、解像度が1024 x 768であることがウィークポイントです。また、USB接続の割には操作に対する反応がちょっともたつきます。とはいえ、資料のブラウズなどがメインであれば使えないレベルの遅さではありません。

価格がとても安い(120円)ので、資料を出しっぱなしにしておくような使い方なら悪くありませんね。また、エディタを表示させて使うような使い方でもあまり問題を感じませんでした。

WiDisplay Lite

昨年の調査では提供会社はEDSS Globalという名前でしたが、今回はVietnam Mobile Softwareとなっていました。

PC側にWi Display Hostをダウンロード、インストールして使います。ホストとしてサポートしているのはMacとWindows (32bit, 64bit)です。

WiDisplay_install.pngインストール後は再起動が必要です。

WiDisplay Hostは画面上部の通知領域にアイコンが表示されます。そこで接続されたデバイスの管理を行うことができます。

IMG_1542.PNGiPad側でWiDisplayを起動させると上のような画面が表示されます。まずこの状態にしておきます。

次に、PC/Mac側の通知領域にアイコンがあるので、そこを選択すると、見つかったデバイスが表示されます。

なお、本ソフトウェアがサポートするのはWiFi接続のみで、USBはサポートしていません。デバイスとPC/Macは同じネットワークにある必要があります。

WiDisplay2.pngネットワーク上でデバイスが見つかると、このように表示されます。ここでPC/Mac側で"接続"を選択すると、デバイス側で画面の表示が始まります。

接続したら、上の画面の「接続」ボタンの下にあるアイコンをクリックして、有効化します。アイコンの意味は左から「オーディオ受信」「ビデオ受信」「リモートコントロール」「自動接続」です。接続していても、「ビデオ受信」が有効化されてないと、iPadには何も表示されません。ボタンを押しても画面が出ないときは上のオプションを確認してみてください。

複数のデバイスを接続することができますが、そのときの画面は、すべてミラーリングとなります。

WiDisplay6.jpg

電気屋さんごっこが可能

解像度については、GoodDual Display同様、1024 x 768のみのサポートになるようです。選択肢には色々出ますが、実際に選んでも外像度は変わりませんでした。

マウス操作に対する反応は若干タイムラグというか、もたつきがありますが、GoodDual Displayよりいいように感じました。同様に動画再生に関しても、GoodDual Displayよりもよりスムーズです。

ちょっと難点なのは、デバイス上で指でタッチする場所と画面のマウスポインターがずれることです。ウィンドウを選ぶ程度であればそれほど問題ないのですが、画面上の細かい場所を指で指定するのには向きません。

WiFiで使える、複数台同時接続可能など、特徴の多いアプリです。無料版における時間制限がないのもポイントです。

ただ、無料版では画面下部に広告が表示され、消すことはできません。

本ソフトもあまり高価ではありません(480円)ので、有料版もなかなかコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。

vtDisplay Lite

Phyar Studioが出しているソフトウェアです。

本ソフトウェアはアップデートが行われておらず、2014/6/15のv1.0リリース以降のアップデートがされていません。

そのため、iOS 11で試したところ、インストールができませんでした。

逆に古いiOSでサポートされており、iOS 6.0以降であれば動作させることができます。iPad 3の最終バージョンであるiOS 9.3.5でも動作します。

ソフトウェアのアップデートが行われていないので、動作レポートについては前回を参照ください。。

(2018/5/8 追記) App Storeから削除されたようです。いったんアプリへのリンクを消します。もし復活するようならまた掲載します。

Yam Display Free

前回のレビューで非常に優秀だったYam Displayです。

www.yamdisplay.comよりドライバをホストプログラムをインストールします。ホストはMacのみサポートしており、iOS 7.1以上とOS X 10.9以上の組み合わせに対応しています。Windowsでは使えません。

YamDisplay_resolution.pngYamDisplayでは、上記のような解像度をサポートしています。

他の製品では解像度を選択しても実際にはほとんど切り替わらなかったのが、Yam Displayでは実際に解像度を変えることができます。

さすがに2048 x 1536などの高い解像度にすると、iPad ProでもiPad 3でも操作にもたつきはあります。ただ、iPad側の解像度をフルに使えるので、資料を出しておくような使い方には問題ないでしょう。

IMG_1541.PNGこのように、広々画面(クリックで拡大します)で広告も表示されないので、画面領域をすべて使うことができます。

iPad側のタッチもサポートします。これがちょっと面白く、マルチタッチをするとMac側には入力されずに、iPadの画面のコントロールになります。二本指でピンチすると、表示されているウィンドウのスクロールにはならず、画面の拡大縮小になります。

iPad側で高解像度で表示している場合はボタンが小さく操作がしにくくなるので、これは大変よくできた配慮です。実際iPad側の画面を細かく操作することは少なく、時々操作したいときに拡大して正確にボタンを押したりできるのはかなり便利です。

フリー版では接続後7分で画面が消えます。

IMG_1540.PNG

ここで、Not Nowを押せばまた使い続けられます。ケーブルの抜き差しなどは必要ありません。思う存分試用できます。

なお、無料版のYam Display FreeはUSB接続のみのサポートですが、ホストプログラムはUSB接続とWiFi接続の両方ををサポートしています。WiFiで接続したい際(=Yam Airを使う場合)は、インストール時に「エアモード」を有効にしておきます。

どれを選ぶべきか

上記で詳述しませんでしたが、反応性については若干GoodDual Displayの反応が悪い感じはしますが、どの製品もそれほど大きな違いはありませんでした。

Macから接続したところ、iPad ProでもiPad 3でもマウスの動きは若干もたつきがありますが、使えないというほどではありません。

動画を見ることも可能で、そこそこスムーズに再生されます。ただ動きの速い画は苦手です。

このあたりはUSBやWiFiで接続している以上、ある程度限界はあるようです。メインの作業用というよりも、資料を出しておくような使い方が良いかと思います。

さて、総合評価ですが、以下のようになると思います。

  • 高解像度を選ぶ→2048 x 1536のiPadフル解像度を活用したい→Yam DIsplay、無料版でも広告が出なくて快適!
  • WiFi接続を選ぶ→WiDisplay、ただし有料版でもよければYam Airという選択肢もあり、これならYam Displayと同じホストプログラムが使えます。
  • 価格を選ぶ→有料版が安いの→GoodDual Display、たった120円は魅力!
  • 古いデバイス→iOS 7以前しかインストール出来ない→vtDisplay Lite→現在App Storeからは消えています。残念!

イチ押しはYam Displayです。高解像度でも実用的な速度で使える、無料版でも広告が出ない、iPad上の操作が実用的など、他のアプリからは一歩抜きん出ています。ただし、Windowsでは利用不可なので、Windowsでも使いたい場合は別のソフトが選択肢になります。

なお、Yam DisplayとWiDisplayの同時接続も試してみました。

一応両方に別の画面を出すことができるのですが、結論としては使えませんでした。なぜかWiDisplay側の画面のウィンドウがちらついて使い物になりませんでした。

本記事が皆様のサブディスプレイ選択の一助になれば幸いです。

参考: 有料のアプリ

参考までに、現在出ている有料のアプリについて備忘録代わりにリストしておきます。

Duet Display

iDisplay

Air Display

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