mBookレビュー

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  • 更新日:2009/05/01
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韓国のメーカが開発したmBookが発売されるようです。 UMID(Ultra Mobile Internet Device)または3rd generation UMPCと称しているようで、Windows XP homeが動作するデバイスながら、重さは317g。 これまで最軽量級のデバイスは以下のとおり。

  • 日本製
    • Vaio U (520g~)
    • Vaio P (588g~)
    • FMV-LOOX U(565g~)
  • その他
    • Aigo P8860(約300g)

日本製のUMPCは性能は十分ですが、少々重くなります。 これらと比べると圧倒的に軽いことがわかります。

一方Aigoの製品はAtom Z500(800MHz)+512MB RAM+4GB SSDで、基本はLinuxを使います。 画面解像度も800x480なので、少々狭いです。 これに対しmBookはAtom (1.3GHz)+1GB RAM+32GB SSDで、画面解像度も1,024x600(4.8インチ)と、カタログスペック上はWindows XPを使うのに十分な性能を持ちます。

レビューによると、SIMスロットとマイクも備えるので、3G通信も可能です。 他に通信はWi-FiおよびBluetoothを備えます。

キーボードは親指で使うことを前提にしたタイプ。 小さいですが、配列はほぼ標準的で、慣れれば快適に使えそうです。 ポインティングデバイスはタッチスクリーンを装備するので、ペンオペレーションのほうが使いやすいかもしれません。

一方、レビューでは以下が指摘されています。

  • Micro SDスロットのカバーの質が悪く壊れやすい (レビューには、むしろ壊しておいたほうがいいとあります)、
  • 本体のつくりがやや安っぽく、キーボードがたわんだりする
  • 親指で使うにはキーボードのストロークが深い
  • タッチスクリーン以外のポインティングデバイスを装備していない。 さらに、スクリーンは回転しないようです
  • USBを使うにはアダプタが必要
  • 縦方向の画面視認性が悪い

これらは好みもあるので、一概に悪いことばかりではないですが。

バッテリ稼働時間は、Wi-FiでWebブラウズをする使い方の場合、最悪で3.5時間。 通常使用で4時間程度のようです。

本体にはストラップホールが付いています。 付属品はケース、USBとオーディオ用の2つのドングル、スタイラス、及びマニュアルとWindowsのメディアです。 価格はおよそ$500ほどのようです。


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