Tiny Core Linuxでサーバ運用(6) - まとめ

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  • 更新日:2015/03/08
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さて、Tiny Core Linuxでサーバを作成してしばらく経ちますが、今のところ問題なく動いています。 これまで説明したものの他に、いくつかサービスを動かしていますが、たいした設定もないので説明は省略します。

特に良かったのは、frugal installにより設定ファイルを殆どバックアップファイルに入れる構造のため、/opt/.filetool.lstを見れば、オリジナルの配布ファ イルに対して何を変更しているのか一目瞭然なことです。 また、/mnt/sda1/tce/onboot.lstを見れば、どのパッケージを使っているのかもすぐわかります。 このように、メンテナンス性がかなり上がりました。

また、無駄なディスク容量を使わないのも助かります。 これまで使っていたFedoraでは、ホームディレクトリおよびWebのコンテンツを除いて約14GBの容量を使っていました。 同じ条件で、今のマシンが使っている容量は200MB以下です。 また、メモリ使用量も80MB程度しかありません(実際にはこのほかにMySQLが128MB程度使いますが、設定で変更可能です)。

これなら、けっこう昔のマシンや非力なマシンでも十分活用できそうです。 私が持っている工人舎PMなんかで動かすという手もあるかも。

なお、Tiny Coreは本日時点でバージョン4.3になっています。 主な変更は、新しいエクステンションであるscm (Self Contained Mountable)というものが追加されていることのようです。

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