Core i7 980X Gulftown

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  • 更新日:2010/03/13
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Intelが6コアのデスクトップ向けCPU、Core i7 980Xを発表しました。 かねてからGulftownの開発コードで知られていたものです。

レビューはいろいろあるので細かいことは譲りますが、マルチスレッドに対応したアプリケーションであれば、性能はコアの増加分(物理コア+2でトータル6, 論理コア+4でトータル12)だけリニアに近く上昇することが期待できます。 クロックは3.33GHzで、Turbo Boost時には3.60GHzまで上昇します。


基本的には現在のCore i7で採用されているSocket 1366をプラットフォームにしているため、現在Core i7 900番台を使っている人はBIOSのアップグレードなどで導入可能です。 現時点では999ドルと、デスクトップ向けCPUの最高グレードにふさわしい価格付けがなされていますが、Socket 1156を利用するi7 800番台の登場で将来が不安視されていたこともあるSocket 1366にアップグレードパスが用意されたのはうれしいことです。

既に販売終了のアナウンスがされたi7 920などを使っている人(私も含む)も、いずれ6コアないしは8コアが安くなれば、CPUのみの交換も現実的な選択肢になるでしょう。

現時点では、i7 980XはExtreme Edition扱いですが、通常版としてはi7 970が予定されています。 3.2GHz(Turbo Boost時3.46GHz)というクロックで、価格は$562、2010 3Qに発売になる予定です。


Macの方の話題もありました。 現在MacProはNehalem-EP(またはGainstown)ベースのXeonプロセッサを(物理4コア、論理8コア)使用しています。 これは45nmプロセスを使用したもので、デスクトップ用ではBloomfieldに相当します。 今後32nm世代に移行すると思われますが、新しいMacのうわさでは、MacProが8コアのNahalem-EXを搭載するとも言われています。


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