Operating Systemの開発?

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  • 更新日:2015/02/09
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P6絡みののりさんが、ROM乗せかえ(実際にはエミュレータ上のBIOSイメージ入れ替え)によるフリーのPC-6001実行環境を開発しています。

私も以前、実機のROMを外して別のROMやRAMに変えられるのではないかと妄想していましたが、それをエミュレータ上でやってしまおうということですね。

現在のエミュレータでも、ROMイメージファイルの入れ替えはできますが、RAMにできたらいいなぁ。 そうしたら、SDカードから似非ROM(別に本物のROMでもよいが)で起動して、CP/MやらUN*Xもどきやらを作れそう。 もちろんContikiも動かしやすくなります。

おそらく実機に実装されているROMを外してしまえば、拡張カードに積んだROMやSRAMが動くと思うので、あながち夢物語でもないような気がしています。 PC-6001mkII以降の場合は最初から64kB RAMが実装されているので、そちらでやったほうが早いかな? でも中身しらないんだよな~。

などと思っていたら無性にOSのソースが読みたくなって、ELKSやらMINIXやらのブートアップソースを眺めちゃったりしてます。 久々にx86のアセンブリソースを見ました。 これでも昔はPC-9801(初代)内蔵のワンラインアセンブラでゲーム作ったりしてたんですョ。

Z80ベースのOSなら「まずCP/Mを読め!」と言われそうですが、Intelニーモニックのオールアセンブリなので、読むのが面倒なこと、もともと商用ライセンスのものであること、設計が古いということで、ちょっとスキップです。:-p

x86(というかIBM PCおよび互換機)ではBIOSがソフトウェア割込み(INT 13hなど)によって基本機能を提供していますが、Z80系だとRSTを使うのがいいのでしょうね。 CP/Mのように常に0番地をRAMにしろというのも微妙ですが、64kB空間を確保してRSTベクタを活用すれば、他機種への移植性も高まるでしょう。 さすがに割り込みモード0を使った機種はないと思いたい...。

BIOSといえば、LinuxなどではROM BIOSに依存するのは最初のブートアップのときだけです。 最初の一部分はどうしてもBIOSに依存しなければならないのですが、そのせいで逆にブートアップシーケンスがとてつもなく面倒なことになっています。 Linuxカーネルのbootsect.Sやsetup.Sを見ると苦労の跡がしのばれます。

SDカードアダプタへのI/Oがコールドスタートのできるだけ直後に開始できれば、機種依存のROM BIOSを可能な限り小さくできます。 そうすれば、読み込むカーネルが機種依存になるとしても、ただのFAT上のファイルなので移植やメンテナンスが多少は楽になるかもしれません。

今のSDカードアダプタを動かしたら、試してみたいものです。


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